借金いくらから弁護士に相談すべき?サラ金支店長が教えるタイミングと判断基準

「借金がいくらになったら弁護士に相談すればいいんだろう?」

そう思っている方は多いと思います。
でも正直に言うと、金額だけで判断するのは危険です。

30年サラ金の現場にいて感じるのは、金額より先に見るべきサインがあるということです。


借入件数が管理できなくなったら危険信号


借金の件数に明確な上限はありません。
1社でも返せなくなる人もいれば、5社借りても返せている人もいます。

収入や支出、管理能力は人によって違います。

ただ
「なんか多いな」「管理しきれなくなってきた気がする」
と感じた時点で危険信号です。


その感覚は正しいと思います。

この段階ではまだ弁護士や司法書士に相談に行く前にできることがあります。

この状態であれば、複数の借入をまとめる
「おまとめローン」で、月々の返済額を減らし、生活を立て直せる可能性があります。


おまとめローンのメリット

・支払先が1社になるので管理しやすくなる
・まとまった金額を借りるので利率が下がる
・月々の返済額を減らすことができる


これがうまくいけば生活を整えられる可能性があります。

ただし注意点があります。
おまとめローンで月々の返済が楽になっても、安心して生活水準を戻さないでください。

借金が完済するまでは生活水準を下げた状態をキープして、完済を目指してください。


毎月赤字が続いたら危険信号

自分の収入と支出を書き出してみてください。

返済を含めた支出が収入を上回っている。
その状態が毎月続いている。

これは借金が雪だるま式に増えているサインです。
大きくなる前に動いた方がいいです。

この段階もまずおまとめローンで回避できる場合があります。
ただし新たな借入になるので、返済能力がないと判断されると審査が通りません。


延滞2ヶ月で本当の危険信号



これが一番わかりやすい基準です。

1ヶ月目の延滞は「今月だけ足りない」かもしれません。
給料日がズレた、急な出費があった。それだけの可能性があります。


でも2ヶ月目も延滞したら「今月も足りない」ということです。
これはもう構造的に返せない状態になっています。
サラ金側から見ても、2ヶ月連続延滞は危険信号として見ます。

この段階になるとおまとめローンも難しくなります。
延滞している状態での借り入れの申し込みはかなり厳しいです。
審査に通らない可能性が高くなります。



督促や取り立てがどう動くかはこちら

督促電話の実態とは?実際に何を言われるのか、流れと正しい対応をサラ金支店長が解説



生活水準を落としても返済がきつくなったら


食費を削った。
外食をやめた。
それでも返済が追いつかない。

その状態になったら、もう自力での返済は限界に近いです。


弁護士に頼む前にやること


いきなり弁護士に相談することをためらう方も多いと思います。

理由の多くはこれです。
「信用情報に傷がつくのが嫌だ」

その気持ちはよくわかります。
債務整理をすると信用情報に記録が残り、数年間はローンやクレジットカードが使えなくなります。

だから弁護士に頼む前に、まずやることがあります。


①借入先の金融会社にしっかり連絡して話し合う

延滞しているのに連絡を絶つのが一番まずいです。
サラ金側からは、お客様の収入や生活状況がはっきり見えていません。

だからこそ、自分から連絡することに意味があります。

「今こういう状況で支払えない。弁護士に相談に行く前に、できれば話し合いに応じてほしい」

そう正直に伝えてみてください。

話し合いに応じてくれる会社であれば、新しい返済プランの提案や解決策を教えてくれる場合があります。いきなり弁護士に頼むより、まず連絡してみることをおすすめします。


②自分の収入と支出を徹底的に見直す

収入を増やせないか、削れる支出はないか。
家計を根本から見直すことで返済できる場合があります。


この2つをやった上でも厳しいようであれば、次のステップに進みましょう。


僕が実際に借金3000万円に陥り、実践した家計再建の具体的な方法はこちらのnoteにまとめています。

収入はある。節約もしてる。それでも残らない人へ  家計が崩れる『3つの穴』と直す順番|とあるサラ金店長の 借金脱出&家計再建



それでもダメなら弁護士に依頼する

自分でできることをやり尽くした。
それでも返済の見通しが立たない。

そういう場合は早めに弁護士に相談することをおすすめします。


弁護士・司法書士の選び方はコチラ

債務整理・過払い金請求は弁護士と司法書士どっちがいい?サラ金支店長30年が本音で語る


放置すれば裁判・差し押さえに進みます。
動けるうちに動いた方が選択肢が広いです。


借金問題を専門とするおすすめの法律事務所はこちら


まとめ|弁護士に相談すべきタイミング

・借入件数が管理できなくなったと感じたとき
・毎月赤字が続いているとき
・延滞が2ヶ月続いたとき
・生活水準を落としても返済がきつくなったとき


金額よりも、この4つのサインを見てください。

早めに動くほど選択肢が増えます。
それだけは30年この仕事をしてきて、確かに言えることです。


僕自身が借金3000万円から生活を立て直した方法


実は僕自身も、離婚・介護・詐欺で3000万円の借金をしたことがあります。
毎月赤字で借金を増やしていく生活を送っていました。


そんな生活から家計を再建した過程や、立て直しの考え方はnoteにまとめています。

「債務整理一択なのか、それとも再建できるのか」を考えたい方は
そちらも参考にしてください。


とあるサラ金店長の 借金脱出&家計再建|note