「消費者金融って連帯保証人が必要なの?」
そう思う人も多いと思う。
結論から言うと、今はかなり連帯保証人がつく契約は少なくなってきている。
昔と比べて今はより簡単に、より早く借りられるようになっている。
連帯保証人が必要になるのは、
審査で引っかかったケースだけだ。
・返済能力が低いと判断された人
・信用情報が薄い人
・収入が不安定な人
こういう人が審査を通るために、
連帯保証人をつける場合がある。
その連帯保証人が、思っている以上の責任を負うことになる。

連帯保証人への連絡は支払いが遅れたらすぐに来る
「連帯保証人への連絡は、かなり滞納が続いてからだろう」と思っている人が多い。
でも実際には違う。
連帯保証人は本人と連帯して債務を負っている。だから支払いが遅れたら、本人より先に連帯保証人に請求しても法律上問題ない。
僕の会社では、本人と約1週間連絡が取れなかった時点で連帯保証人に電話している。
「今月分のご入金が確認できておりません、本人様と連絡が取れない状況です。連帯保証人になっていただいておりますので、ご連絡しました。いつ頃お支払い可能でしょうか?」
電話の内容はシンプルだ。
特別なことは何も言わない。
淡々と、業務として電話する。

「本人と連絡取ってから折り返します」は通じない
電話口でほぼ必ずこう言われる。
「わかりました、本人と連絡取ってみます。」
でもこちらはそれを聞くたびに、こう返す。
「連帯保証人になっていただいていますので、いつお支払いいただけるか先に教えて下さい。
本人への連絡はそちらでお願いします。」
遠回しだが、意味は一つだ。
あなたにも払う責任がある。
連帯保証人になった時点で、本人と同じ責任を負っている。
「本人の問題だから」とはならない。
親が連帯保証人になっているケース
連帯保証人が親の場合、電話口の反応が少し違う。
「あの子、ちゃんと払ってますか?」
心配してこちらに確認してくる親がたまにいる。
子供が借金していることは知っている。
でも毎月払っているかどうか、ずっと気になっていたのだと思う。
その電話で初めて、滞納していた事実を知ることもある。
督促状・裁判・差し押さえ、すべて連帯保証人にも来る
連帯保証人へのリスクは電話だけではない。
・督促状も連帯保証人の住所に届く
・裁判になれば本人と連帯保証人、2人同時に申し立てされる
・判決が出れば連帯保証人の財産も差し押さえ対象になる
「迷惑かけない」どころの話ではない。
連帯保証人は本人と完全に同じ立場になる。
実際にあった2つのケース
ケース① 息子の借金を年金の父親が払った話

支払いが滞り、連絡がつかなかったので本人の自宅を訪問したことがあった。
連帯保証人は高齢の父親だった。
訪問して出てきたのは父親だった。
息子は仕事をクビになってから部屋に閉じこもり、うつ病になって出てこない。
父親はそう言いながら、困り果てた様子だった。
携帯もあまり持ち歩かないので、
何度電話しても気づかなかったという。
しばらく話して、父親がこう言った。
「年金が入る日に、遅れてる分を払います。」
借金したのは息子だ。
でも払う約束をしたのは、年金生活の父親だった。
正直、高齢の父親に払わせることには気が引けた。
でもそれが連帯保証人という契約だ。
ケース② 離婚した妻が連帯保証人だった話

夫が借り入れをして、妻が連帯保証人になっていた案件があった。
本人と連絡が取れなくなったので、連帯保証人の妻に連絡した。
「もう離婚したので関係ない。本人に請求してほしい。」
気持ちはわかる。
でも連帯保証人である以上、関係ないとはならない。
払う必要があると説明した。
妻は「本人を探す、本人の親に連絡する」と言って待ってほしいと言った。
待った。
でも入金はなかった。
再度連帯保証人に連絡すると、妻はこう言った。
「本人は行方不明で、養育費ももらえていない。払えない。」
それでも連帯保証人の義務は消えない。
払う必要があると伝えた。
後日、弁護士が介入して債務整理となった。
離婚して、夫は行方不明で、養育費も受け取れていない。
それでも夫の借金の責任だけが残った。
連帯保証人になってしまった人へ
払えない状況に追い込まれた連帯保証人の選択肢として、債務整理がある。
ケース②の妻のように、自分に責任がない状況でも義務だけが残るケースは実際にある。
そういう場合は早めに弁護士に相談することをすすめる。
放置すれば裁判・差し押さえに進むだけだ。
弁護士に相談すべきタイミングと判断基準はこちら。
連帯保証人を頼む人・頼まれた人へ
今は連帯保証人なしで借りられるケースが増えた。
一見、借りやすくなったように見える。
でも連帯保証人が必要と判断された人が借りるとき、その保証人になる人がいる。
借りる側は「絶対迷惑かけない」と思っている。
本気でそう思っているケースも多い。
でも人生は何があるかわからない。 仕事を失うことも、病気になることも、誰にでも起きる。
連帯保証人を頼むときも、頼まれるときも、この現実を知った上で判断してほしい。
借金が返せなくなったときにやってはいけない行動はこちら。
僕自身が借金3000万円から生活を立て直した方法
実は僕自身も、離婚・介護・詐欺で3000万円の借金をしたことがあります。
毎月赤字で借金を増やしていく生活を送っていました。
そんな生活から家計を再建した過程や、立て直しの考え方はnoteにまとめています。
「債務整理一択なのか、それとも再建できるのか」を考えたい方は
そちらも参考にしてください。















