借金を放置するとどうなる?1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月のリアルな流れ

サラ金会社で30年勤務していると
よく見るのが借金を放置する人。

督促の電話が来ても出ない。
封書が届いても開けない。
そのうちなんとかなるだろうと思ってるのか、
もう考えたくないのか。

1週間~1カ月くらいならまだわからなくもないんですよ。
今月はきついので来月まとめて払おうと思ってた。

わからなくはないです。
でもそれでも連絡くれたり、電話出たり、ちゃんと理由を話してほしい。


今回はそんな「放置するとどうなるの?」っていうのを
サラ金屋目線で書いていこうと思う。

どこの会社のやり方とかではなく、一般的な流れです。

延滞 1〜2週間:電話とSMSが届く

支払日を過ぎると、まず電話やSMSが来る。
ここでは本当に支払いを忘れてた人
銀行口座の引き落としがうまくいかなかった人など。


本当に忘れてたって人が多くいます。

このくらいの遅れならまだ普通レベルです。
数日の遅れでも信用情報に記録は残りますが、
1年で消えるし、毎回じゃなければそこまで気にするレベルではないです。

まずは普通に「忘れてました」とか「ちょっと待ってください」とか話してみましょう。


いつも電話かかってくるのウザいですよね。
わかります。

でも連絡来ない限り連絡しなきゃいけないんです。
連絡下さい。

督促電話で実際に何を言われるのか、どう対応すればいいかはこちら。

督促電話の実態とは?実際に何を言われるのか、流れと正しい対応をサラ金支店長が解説

延滞 1~2カ月:郵便での督促が届く

郵便の督促は早いところだと1週間くらいで送ってくるところもあります。

電話で連絡がつかない場合、書面に切り替わってきます。
「御通知」とか「督促状」みたいな封書が届き始める。

この段階だとまだ「払って下さい」のレベルなので、
時間が取れなくて連絡できなかった人とかは、
ここの段階で早いうちに連絡しておきましょう。

まだ話は聞いてもらえます。
ちゃんと今後支払っていくなら、融資も止められない可能性は高いです。

延滞 2~3カ月:督促が激しくなってくる

ここまでくるともう忘れてるレベルとは言えないです。
金融会社にも「支払いが遅れがちな人」という印象着きます。

ここからは会社や状況によってどうなるか変わってくるんですが

・勤務先に連絡が来る
・自宅に訪問してくる

こういった督促が考えられます。

自宅訪問が実際にどう行われるかは、こちらに詳しく書いています。

借金の取り立ては本当に来るのか|自宅訪問までの流れを解説

・お金を借りて一度も払わずに音信不通。
・携帯電話に電話したら番号が使われていなかった。
・郵便での督促状が戻ってきた

こういった場合は、2~3か月ではなく
もっと早い段階で、勤務先に電話や、自宅に訪問も考えられます。


延滞 3~6カ月:ブラックリスト入り

約3ヵ月の延滞で、信用情報に「延滞」の記録が入る。
いわゆるブラックリストってやつです。



ここまでくると、その後支払いしたとしても信用情報の記録は消えません。
「延滞」の記録が消えて「延滞解消」の記録に変わるだけです。

これが5〜10年残る。

クレジットカードの審査が通らない場合がある。
・ローンが組めない
・携帯の分割購入もできない人が出てくる。

このような影響が出てきます。
収入や借金の金額、延滞の程度によって全員がそうなるわけではありませんが、
できなくなる人は多くなります。


生活のいろんなところに地味に影響が出てくるので、
思ってるより厄介です。

このあたりから裁判や法的手続きの可能性も出てきます。

ブラックリストが実際に何を意味するのかは、こちらで詳しく解説しています。

消費者金融のブラックリスト|それ本当にブラックですか?サラ金支店長が解説

延滞 6カ月:裁判・差し押さえ

ここまで来ると、裁判所を通じた手続きに入ってきます。
支払督促や訴訟という形で、裁判所から書類が届くようになる。

信用情報にも法的手続きの申し立ての登録がされます。

ここで支払いしても、裁判所で金融業者と話して和解しても
この信用情報の登録は消えません。

それでも無視し続けると相手の言い分がそのまま通って、給与や口座を差し押さえられます。
職場の給与に差し押さえが入ると、会社にも知られることになる。
ここまで来ると本当に選択肢がなくなってきます。

この時点で携帯電話がつながらない、
自宅も引越し、勤務先も退職して行方不明だった場合。

住民票をたどったり、独自の方法で自宅や勤務先の調査に動きます。

ここまで来る前に動いた方がいい。
弁護士に相談すべきタイミングはこちら。

借金いくらから弁護士に相談すべき?サラ金支店長が教えるタイミングと判断基準


借金問題を専門とするおすすめの法律事務所はこちら


まとめ:放置していいことは本当にない

大雑把に書いてみたんですがこんな感じです。
貸してる会社や、借りてる方の状況にもよるので、
これが必ずしも一般的とは言えませんが、だいたいはこんな流れです。

支払いを放置していいことは何もないです。
1カ月、2カ月待ってほしいなら、無視せずに金融会社に相談してみて下さい。


3カ月以上延滞してる、いつ払えるかわからない、
どうしたらいいかわからないという人は、
弁護士や司法書士に相談してみてください。

相談前に知らないと損|任意整理・過払い金は弁護士・司法書士の選び方で数十万円の差が出ます。|とあるサラ金店長の 借金脱出&家計再建

時効まで逃げ回ってやるって人もいるかもしれませんが、5年ですよ?
裁判を起こされたらさらに10年延びます。



真面目に働いたり債務整理したら、5年あれば生活は十分立て直せます。
そしたらいつか信用情報も回復して、ローンも組めるし好きなこともできる。

住民票も移せず、見つからないように生活して、信用情報も回復しない。
そんな生活するより、ちゃんと立て直すために動きましょう。


借金は放置しても消えません。
でも向き合えば必ず出口はある。
30年見てきて、それは自信を持って言えます。

サラ金の支店長なのに。
実は僕自身も、離婚・介護・詐欺で毎月赤字、借金3000万円を作りました。
貸す側にいた人間が、借りる側に落ちた話です。
でも、30年間借金で苦しむ人たちを見てきた知識で、生活を立て直すことができました。
その家計再建・借金脱出の方法はnoteに書いてます。

とあるサラ金店長の 借金脱出&家計再建|note